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月刊放送ジャーナル バックナンバー


ミニコミとマスコミの総合誌

2014年9月号 

第1特集 ファイルベース化の新たな動き

□  本格化で見えてきたファイル化の新たな課題 
     ~ファイルフォーマットの課題からクラウド対応まで~
                             編集企画部



《トップインタビュー①》
□  東京現像所、トータルアーカイブビジネスに本格的に参入へ 
     ~デジタル化の進展とフィルムの終焉見据えて社内体制構築~

㈱東京現像所 取締役映像本部長     渡辺明男 氏
映像本部 映像部次長 本編・アーカイブ課課長 川俣聡 氏
映像本部アーカイブ課フィルムプロセスグループ技術主任 三木良祐 氏
営業本部営業部営業管理課課長 酒見弘人 氏

営業本部 営業部 清水俊文 氏


㈱東京現像所は、かねてから準備を進めていたアーカイブ事業を本格的にスタートした。同事業初の4Kスキャニングを行なった『ゴジラ』は、ゴジラ生誕60周年ということもあり、大きな話題となり各方面で取り上げられた。しかし、同社のアーカイブ事業は、単に映像のアーカイブに留まらず、幅広い事業展開を目指している。

 アーカイブ事業に至った経緯、事業の概要、今後の展開について、お話を伺った。

《トップインタビュー②》 

□  ㈱Skeedと㈱ニューフォリア、業務提携し新分野の報道システム提案 
    ~スマフォ利用し高画質ニュースギャザリングのソリューション構築~

㈱Skeed        代表取締役CEO 明石昌也氏
ソリューション事業開発部 武藤夏美氏
㈱ニューフォリア エクゼクティブプロデューサー 畠田喜文氏
営業部長 西田史朗氏


㈱Skeedと、㈱ニューフォリアは、Skeedの大容量高速ファイル転送ソフトウェア“SilverBullet for Apps”と、ニューフォリアのハイブリッド型スマートフォンアプリ開発サービス“applican(アプリカン)”を用いたモバイル向けソリューションとのシナジー創出のために業務提携を行った。これにより、Skeed社の持つ《データ伝送の高速化》とニューフォリア社の持つ《モバイルアプリケーション開発の容易性》が加わり、これまで時間がかかり困難であった大容量のデータの伝送をモバイル回線上で可能とし、幅広い分野での柔軟なアプリケーションの開発が可能になった。その結果、業務提携の第一弾の製品として、スマートフォン単体で、放送取材の現場におけるタイムリーで高画質な映像ファイル伝送を実現させる“TimelyCast”をリリース、両社から販売を開始した。

 両者の業務提携の背景、製品開発の経緯等について、今後の展開についてお話を伺った。


《時局インタビュー》
 □  オーディオテクニカ、映像制作分野向けデジタルワイヤレス商品化
  ~干渉回避機能や3種のダイバーシティを搭載して信頼性確保~
            

㈱オーディオテクニカ          
 マーケティング本部企画部プロオーディオ企画課 大友祐己 氏
広報宣伝課 伊東洋右 氏




㈱オーディオテクニカは、デジタルワイヤレス“SYSTEM10”シリーズの新製品として、ハンディタイプのビデオカメラや動画対応の一眼レフで手軽にワイヤレスマイクによる運用が可能なカメラマウントシステム「ATW-1701」、「ATW-1701/L」、「ATW-1702」を開発・商品化、822日から販売を開始した。
 新製品は、レシーバーとベルトパック型のトランスミッターを組み合わせたカメラマウントシステム「ATW-1701(希望小売価格 ¥50,000税抜/ATW-R1700ATW-T1001Jの組み合わせ)、それにタイピンタイプのマイクを組み合わせたラベリアマイクロホンカメラマウントシステム「ATW-1701/L(希望小売価格 ¥56,000税抜/ATW-R1700ATW-T1001JMT830cWの組み合わせ)、さらにレシーバーとワイヤレスハンドマイクを組み合わせたマイクロホンカメラマウントシステム「ATW-1702(希望小売価格 ¥52,000税抜/ATW-R1700ATW-T1002Jの組み合わせ)3機種をラインナップした。
 国内マーケットに向けて映像制作に特化したワイヤレスとしては久々の新製品で、映像制作の新しいツールとして広がっているデジタル一眼レフでの収音にも対応、動画共有サイトへの投稿などを楽しむアマチュアから、プロの現場まで幅広く対応する製品となっている。カメラマウントシステムの開発の経緯、システムの特徴、今後の展開についてお話を伺った。




第2特集 放送デジタル化に動きだしたアジアの放送局(後編
 

《現地インタビュー》
 □   ソニーのアジアマーケットの放送機器戦略
       ~各国の実情に合わせた製品戦略を展開~
 

ソニーPSAP ゼネラルマネージャー 岡田 常一 氏
部門長   水野 敬久 氏


ニー㈱は、アジア地域においても4KからNXCAMまで幅広い製品戦略、さらにシステムインテグレーションを含めたソリューションビジネスを展開している。

ソニーのアジア地域のビジネスについて、特に東南アジアを中心に、ソニーPSAP(プロフェッショナル・ソリューションズ・アジア・パシフィック)ゼネラルマネージャーの岡田常一氏、部門長の水野敬久氏にお話を伺った。


□    パナソニックのアジアマーケットの放送機器戦略
~P2の報道とVARICAM/GH-4Uによる制作を強力に提案~

パナソニック㈱プロフェッショナルビジネスユニット長  宮城邦彦 氏
Panasonic System Communication AsiaPacifi 
                  
           ディレクター 米長秀夫 氏

Panasonic System AsiaPacific  ゼネラルマネージャー Max Kang


パナソニックは、ブロードキャストアジアにおいても、VARICAMGH-4Uによる4KHD制作プロダクションから、P2によるファイルベース、さらにクラウドを使ったメディアレスのニュースシステムと最新のソリューションの提案を行なった。
 同社のアジア地域のビジネス展開について、パナソニック㈱イメージングネットワーク事業部プロフェッショナルビジネスユニットビジネスユニット長の宮城邦彦氏、Panasonic System Communication AsiaPacificディレクターの米長秀夫氏、Panasonic System AsiaPacificゼネラルマネージャーのMax Kang氏にお話を伺った。



□    池上通信機のアジアマーケットの放送機器戦略
      ~現地法人を発足し地域に根ざしたビジネス展開~

池上通信機㈱     取締役海外事業本部長  樫村 直樹 氏
    Ikegami APAC             社長  山口 文雄 氏


池上通信機㈱は、東南アジア、西アジア、大洋州地域等への放送機器、医療用カメラの販売・ サービスの拠点として、今年4月にシンガポールに海外子会社『Ikegami APACIkegami Electronics Asia Pacific Pte.Ltd. )』を設立。530日には周辺各国の顧客、各国代理店を多数招待し、オープニング記念祝賀会を盛大に開催し、本格的な市場参入を表明した。

同社のアジア市場の取り組みについて、池上通信機㈱取締役海外事業本部長の樫村直樹氏、Ikegami APAC社 社長の山口文雄氏にお話を伺った。



《現地取材リポート》
 □  ソニーがボリウッドに開設した4K支援施設
     ~メディアテクノロジーセンターでデジタルかを支援~編集企画部

ソニー㈱は、高画質4K映像制作の市場環境を整えることを目的に、映像制作者への映像制作支援施設を、米国のハリウッド、中国の北京、インドのムンバイ、そして英国の4カ所で運用している。
 米国のカリバーシティのソニーピクチャーズスタジオ内にある『DMPC(ソニー・デジタル・モーション・ピクチャー・センター)』については、昨年9月号でレポートしたが、今回は世界最大の映画大国であるインドのムンバイにある映像支援施設を取材、その概要をレポートする。



 □   全面ファイルベース化が進むインドのテレビ局
     ~民放は衛星によるセグメント放送を実施~
編集企画部


インドの放送局は、地上波テレビは公共放送であるインド放送協会=ブラサール・パーラティ傘下のDD=ドゥールダルシャンが独占的に行っており、放送はSDアナログのPAL放送である。一方、民放テレビは衛星放送で行われており、その局数は正確な数字はわからないが、今回の訪問先へのインタビューでは、100社で9001000チャンネルあり各チャンネルは、日本の地上波のような総合編成ではなく、全て専門局であり、番組ジャンルごとにチャンネルが独立していることによる。これが、インドの放送局の大きな特徴となっている。


 □   局以外の分野でもHD化、デジタル化が進行
      ~3D映像使用した医療設備と多目的シアター~編集企画部

シンガポールのテレビ放送は、政府出資のメディア企業=メディアコープ社が、英語、中国語、マレー語等の複数のチャンネルを放送しているが放送はSDでアナログのPAL方式で放送されている。シンガポールで最新の放送設備を取材したいと考えていたが、放送局はメディアコープ1社であり、シンガポール国内向けの衛星放送は直接受信が禁止されており行なわれていない。
 最新映像設備ということで、ソニーに相談した所、3D腹腔鏡手術で第一人者であるDavide Lomanto教授が運営する『Khoo Teck Advanced Surgery Traning Center』と、ニューヨークのアーティックInc社の設計した商業施設と屋内・屋外のコンサートホール、イベントホールが融合、最新の放送設備を備えた『スターパフォーマンス・アーティストセンター』を紹介していただいた。



     



 □ 連 載 /  変貌する世界のメディア  <407>
     放映権めぐる米・中の裏側 ----------------片方 善治
 □ 連 載 /  クローズアップ!地域発信番組  <第161回>
     NHK広島局が放つ「里山資本主義』シリーズ-鈴木 典之
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