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そめちゃんのSCOOP日記

2015年6月19日(金)
アストロデザイン・プライベートショー
 今日も朝からしとしと雨が降っている。池上線の雪が谷大塚駅でT記者と待ち合わせて、アストロデザイン㈱が昨日と今日の二日間、東京・大田区南雪谷の本社ビルで開催している『アストロデザイン プライベートショー2015』を取材する。同プライベートショーでは《8K試験放送を見据え》をテーマに、同社の誇る8K映像技術を中心に、各コア技術を活かした新製品、新技術を紹介した。



 8K/4K技術では、撮影の可能性を拡大する超小型8Kカメラヘッド、長期間のロケでも長時間の収録と機動性を両立した小型8Kカメラ・AH-4800、圧縮レコーダー、長時間の撮影をサポートする8Kバックアップ装置・TB-8101、さらに8K/4Kの各種コンバータや、8K液晶モニタを展示した。また、8Kカメラコーナーでは、8Kでのロケをイメージしてカメラシステムに、レコーダー、ビューファインダー等の周辺機器を設置して提案を行った。撮影支援システムとしては、フルHD解像度のOLEDを搭載し、4K/8K撮影に最適の電子ビューファインダ・DF-3515や5インチの小型HDモニターを展示。インタフェースは、HD-SDIとHDMIに対応し、ピーキングや拡大表示等の、フォーカスアシスト機能を搭載している。



 信号発生器/プロトコルアナライザー関係では、4K対応のデジタルビデオ信号発生器・VG-876を4台使用し同期して8K×4K 120Hz信号への対応デモを8K55インチモニターで披露した。また、日本テレビと共同開発した、高精細の4K映像から任意のHD画像を低遅延で切り出し・回転機能やブレ防止機能を備えた、4K-HD低遅延切り出し回転・ブレ防止装置GP-4020等を展示した。



 また、リアルタイム超高精細3DCG空間で作るバーチャルミュージアムシステムは、今回は海辺の光の溢れる美術館のセットが披露され、昨年もまして完成度が上がっていた。4Kのコンテンツが色々と検討されているが、個人的には現在放送されているような番組が4Kになっても、全く意味がないような気がする。それに比べて、このようなバーチャルミュージアムが家庭で楽しめたらキラーコンテンツになりそうな気がする。来年の発展が楽しみだ。

2015年6月18日(木)
池上、放送映像機器内覧会2015
 入梅したためか天気が不安定だ。今日も駅まで歩く途中で急に雨が降り出してきた。午前中、池上通信機㈱が今日と明日、東京・外苑前のTEPIA地下会議室で開催の「放送映像機器内覧会2015  IkegamiBroadcastEquipment」を取材する。



 「放送映像機器内覧会2015」では、NABに出展された8Kスーパーハイビジョンシステムカメラ「SHK-810」、2/3型3CMOS 4Kシステムカメラを日本で初めて展示したのをはじめ、3G16ビット対応HDカメラシステムHDK-97APとHDカメラシステムHDK-5500、CCU-980/BS-98+高精細4K出力コンバータボードを組み合わせて4K映像披露した。また、低価格を実現した1/3型3CMOS HDシステムカメラHC-HD300、超高感度3CMOS HDカメラHDK-5500等のカメラシステムを展示されていた。8Kの上映には、シャープの大型8Kモニターが使われていたが、なかなか綺麗な画であった。4Kは、4Kカメラの画と、97からアップコンした画が見られたが、アップコンの画も検討していた。



 スイッチャー関係では、マルチプラットフォームスイッチャシステムMuPS-4000シリーズ、4K対応コンパクトスイッチャーCSS-400、さらに18chのマルチビューワーIMV-180等を出展した。今までの地味なデザインから一新して、垢抜けたモダンなデザインになった。



 FPU装置では、新周波数帯の1・2G/2・3GHz対応FPU PF-553M、またPP-60に加え、回線センターで各所に設置したFPUを制御するFPUリモートコントロールシステムを出展した。また伝送機器では、1対向で最大8素材のHD-SDI信号やオーディオ信号、制御信号、コメンタリー等を光ファイバーで伝送できる映像パケット化多重伝送装置iHTRシリーズをユーザー事例を交え提案した。モニター関係では、4KモニタHQLM-3210W、有機ELマスターモニタHEMシリーズ等を始め、同社の持つ豊富なラインナップを出展した。また、ファイルベース関係では、Avid社のシステムが展示され、新製品のISIS1000も展示された。



 また、内覧会では「運用を見据えた池上の8K/4Kカメラ開発」と「Avidから始める4K編集」の二本のセミナーが開催された。
 「運用を見据えた池上の8K/4Kカメラ開発」で講師を務めた秋山氏は『池上通信機は、8Kを技術開発のターゲットに開発を進めており、4Kに関してはそこで培った技術を応用して製品展開をしている。8K/4Kカメラに求められるものは、高解像度・高画質、従来のHDカメラと同じ運用性、導入後の長期運用に対する安心感である。当社は、お客様の状況に合わせて、2/3インチ3CMOS 4Kカメラ、8K SHV単板式カメラSHK-810、4K対応ベースステーションBS-98の3つを提案している。』と説明し、開発のポイント、2/3インチ3CMOS 4Kカメラの撮像基本性能、2/3インチの回析限界による小絞りボケの影響、4Kの運用性と小型軽量化、光伝送、映像出力インタフェース、4K出力とHD出力の両立等について説明を行った。

2015年6月14日(日)
久しぶりの華屋与平
 以前はお墓参りの帰りの会食のランチは華屋与平と決まっていたが、最近は新しい抜け道を発見して、お店の前を通らなくなったので、もっぱら高級回転寿司の銚子丸に通っていた。
 近所に住む娘から、たまには華屋与平でランチを食べたいというので、隣に済む母親を誘って久しぶりに華屋与平に行く。メニューがずいぶん替わっており、値段も高くなったような気がする。こちらは、定番のちゃんぽんうどんセットを注文したが、やたらちゃんぽんの量が多く、天丼のご飯は食べられなかった。それに、追い討ちをかけて、母がセットのざるそばが食べれないというので、そばならと食べたらお腹が苦しくなって、午後はしばらく調子が出なくなってしまった。昔なら、平気で食べれたのに、やはり年のせいか。

2015年6月11日(木)
ソニー内見会とケーブル技術ショー
 ソニービジネスソリューション㈱が、今日と明日の両日、ソニー本社ビル2階大会議場で開催している『2015 映像制作機器新商品内見会』を取材する。開幕直後だというのに、多くの人が来場している。同内見会では、NAB2015に出展した機材・システムの中から新商品を中心に展示・デモを行なった。
 LIVE 4K/HDライブシステムでは、今年のNABで発表した、2/3型3板式4Kイメージセンサー搭載し、HDで8倍の高精細なスーパースロー映像も実現したマルチフォーマットポータブルカメラ『HDC-4300』を展示した。



 また、ソニーの提唱するVoIPシステム『ネットワーク・メディア・インタフェース』のコーナーでは、NABのようなライブスイッチャーの展示は行われなかったが、 中核となる次世代インターフェースシグナルプロセッシングユニット『NXL-FR318』やSDI-IPコンバーターボード『NXLK-IP40T』を展示しデモを行った。



 スイッチャー関係では、MVS-7000X/8000X用の新デバイスを使用した新コントロールパネルが出展された。OLED表示器、自然光ボタン等の新デバイスを採用、今後ライブ用のフェーダーモジュールなど、追加オプションの開発を予定している。



 ODA(オプチカル・ディスク・アーカイブ)では、新しく開発した8ピックアップのドライブのスケルトンモデルが展示されていた。新世代システムには、ソニーとパナソニックで共同開発された新たな光ディスクが使用される。8ピックアップを実現したことにより、べりファイの作業が記録しながら可能となり、アーカイブ作業の効率化が期待できる。



 内見会には新周波数帯対応のデジタルワイヤレスマイクロホンシステムも展示され、新製品として新周波数帯に対応したスピーチマイクDWM-03Nが登場、これでソニーのデジタルワイヤレスマイクロホンフルラインアップが完成した。



 ソニーの内見会の取材を終えて、山手線で品川から有楽町に移動、国際フォーラムで昨日と今日開催の『ケーブル技術ショー」を取材する。
 ハーモニックのブースで、インターネット回線で放送品質の伝送を可能とするというZiXi(ジクシー)を発見、、強力な誤りたい性機能を使ってパケットロスを補正するシステムだけど、話を聞いているうちに、どんどんパケットロスを増加し、50%を超えてもちゃんと映像が再生されているのにびっくりした。



 共信コミュニケーションズ社のブースでは、アビッドが今年のNABで発表したコンパクトなファイル共有システムISYS|1000が日本初のお披露目となり、NABではメディアコンポーザーに加えて、ファイナルカットやプレミアに使えるとオープン性をアピールしていたが、ケーブル技術ショーではEDIUSとつないでスカスカ動いていた。今後、小規模なファイル共有システムを席巻しそうだ。



 朋栄のブースでは、コンパクトながら収録から編集、送出、アーカイブまでの4Kのトータルソリューションシステムを展示していた。ケーブル技術ショーでも、4Kを掲げた展示が数多く見られた。
 個人的には、4Kカメラで撮りまくっているが、今お気に入りのテレビ番組はTVKの木枯らし紋二郎と、テレビ埼玉の鬼平犯科帳(シーズン3)に大江戸捜査網、どれもSDの再放送番組だけど、録画して帰宅後見ているが、現行のHD番組よりはるかに面白い。4Kになって、テレビが面白くなるのかと考えると、とてもそうは思えない。

2015年6月10日(水)
パナソニック、アフターNAB
 日本橋でT記者と待ち合わせて、パナソニック㈱が昨日と今日の両日、東京・八重洲のベルーサール八重洲で開催している『アフターNAB2015新製品発表会』を取材する。同内覧会では、①制作者向けラインナップ拡大、②P2クラウドワークフロー、③4K+IPで広がる3つのカテゴリーを軸に、高品質なコンテンツが求められる放送局からビジネスユースまで様々な現場に対応する新製品と新サービスを展示・提案した。



 内覧会では、NABで発表したVARICAM35の延長モジュールやフォーサーズセンサー搭載の4KカメラレコーダーAG-DVX200、HDスタジオハンディカメラAK-HC5000、1/3インチCMOSセンサー3板式のP2カメラレコーダーAJ-PX380、B4マウント対応システムカメラAK-UC3000と同ボックスカメラAK-UB300等のカメラ。AV-HS7300/6300等のスイッチャー。IPライブ伝送とクラウドを使用したニュースシステム。さらにアーカイブシステム等を展示・提案した。また、別室では、RGBのレーザー光源を使用した4K+DLPプロジェクターPT-RQ13KJの技術展示も行なわれた。



 今回の内覧会についてプロフエッショナルビジネスユニット長の宮城邦彦氏は『今までもポストNABは開催していたが、NAB以降各地で展示会があり、実はIBCまでは同じ内容で展示を行なっていた。今年は、NABから2カ月しか経っていないが、ほとんどの商品化進化し、日本で初公開の展示が2件ある。一つ目はAG-CVX200で、NABではモックアップだったが、今回はワーキングモデルを展示できた。大判センサーを使用した被写界深度が浅く、かつフォーカスポイントではキッチリと4Kの解像度の出ているという良い仕上がりになっている。完成度はまだまだだが、お約束したタイミングで出荷したい。今後、レンズを一体化した特徴を、どんどんアピールしていく。二つ目の目玉はスイッチャーで、7300シリーズで国内ビジネスを再開し、既に6~7件件名が決まってきたが、今回は4K対応の実機を初公開した。AV-HS7300は、4K対応を約束してきたが、当社の4K対応は他社と違って、内部のメモリー構成を4Kでとっており、制限のない2Kと同様の効果を実現している。これには、多くの放送局の方々がビックリされている。また、世界戦略としては、2M/Eの6300の小型パネルも展示している。』と語った。



 同社の4Kスイッチャーは、4K処理を、他社のような田の字の4分割ではなく、きちんと4Kのメモリープレーン内で画像処理を行なっているため、ページめくりや回転、リサイザーがきちんとできる。また、動画ファイルも4Kで1ch(60秒)持っており、これを使用してCGワイプやロゴワイプも4Kで可能というのが特徴とのことだった。また、別室でセミナーも行なわれた。         

2015年6月9日(火)
JPPA、EDIUS/Neo-n連携セミナー
 今週はなんだかんだ忙しい。午前中、会社で日刊や月刊の原稿をまとめて、午後はJPPA=日本ポストプロダクション協会の開催する「4Kワークフローを検証する!EDIUSワークショップセミナー~編集×テロップ連携~」を同協会の広報委員メンバーの立場でお手伝いする。



 セミナーの冒頭、技術委員会映像研修小委員会 委員長の入倉健二委員長(パナソニック映像㈱)は、『4Kワークフローを検証するワークショップセミナーは、今回で2回目。番組制作向けの4K制作セミナーを開催してほしいという要望が多く、その中でEDIUSの名前が多く上がっていたので、グラスバレーに相談してテロップシステムと連携したセミナーが良いのではということで、ラムダシステムズにも強力をいただき今回のワークショップの開催に至りました。皆様にとって有益な情報と知識となって今後の業務に活かして頂ければ幸いと考えています』と挨拶した。



 ワークショップでは、まずグラスバレー㈱ビジネスプロデューサーの石川政明氏が『今回のワークショップでは、当社の4Kに特化したHDWS 4Kという製品と、ラムダシステムズのNeo-nテロップシステムの入力システムと4Kのフレームバッファを搭載したワークステーションを用意しました。Neo-nはネットワーク対応のテロップシステムで、EDIUSとのネットワークを使った連携を学んでいただければと思います。』と説明した。
 続いてグラスバレーのセールスエンジニアリング部プロダクトマネージャー 宮本和典氏が、グラスバレーの編集ソリューションについて、先日発表された最新バージョンの《EDIUS8》の情報もおりまぜ、説明、最新機能のデモ等を行った。



 続いて㈱ラムダシステムズ営業情報・システム推進統括部統轄リーダーの安原哲歩氏がラムダシステムズ社の概要説明、汎用テロップシステムNeo-nの主な機能等の説明を行った後、同社のクリエイティブサービス本部企画部アートディレクターの中村和久氏がNeo-nの入力システムを使用し、豊富な機能や特長について実機を使用して説明・デモを行った。



 ワークショップの最後は、ネットワークを使用したテロップの連携のデモンストレーションで、Neo-nで作成した4Kのテロップをネットワーク経由でEDIUSに瞬時に読み込んで編集中の素材に合成したり、EDIUS上のNeo-nのプラグインソフトを使用して、編集中のテロップの修正作業を行ったりという、各種機能が紹介された。

2015年6月6日(土)
中野のお買い物
 昨日は、中野に取材に行ったので、会社を少し早くでて、中野のぺこちゃん(フジヤ)カメラで買い物。一つはニコン1用のズームレンズ10~30mm。35mm換算28~90mmの電動ズーム。ニコン1用の標準ズームレンズは沈胴式でコンパクトに携行できるが、使うたびにワン操作が必要になる。このレンズは、カメラの本体電源を入れると自動的にレンズが飛び出してセットされるもの。これで使い勝手が向上する。
 もう一つが、マンフロットのコンパクトな一脚。どちらも中古だけど、非常に状態が良くリーズナブルな価格で手に入って良かった。

2015年6月5日(金)
特ラ機構通常総会
 特ラ機構=一般社団法人特定ラジオマイク運用調整機構が、東京・中野の中野サンプラザにおいて開催した『平成27年度通常総会』を取材する。
 総会では、成26年度事業報告・収支決算・監査報告、平成27年度事業計画・収支予算、理事の交代等の案件を承認した。また、総会に引き続き『第15回技術賞表彰式』、『総会セミナー』、『懇親会』が開催された。
 『第15回技術賞表彰式』では、学生部門の努力賞に尚美学園大学情報表現科の清川未奈氏・千秋璃沙氏のドラマ『秋風』、審査員奨励賞に尚美学園大学情報表現科の角田花菜子氏のドラマ『道標』、銀賞に日本大学芸術学部映画学科の渡辺聡氏のドラマ『のっこいガール』が選ばれ表彰された。また、一般部門では、奨励賞にNHK放送技術局制作技術センター番組制作技術部音声スタッフの『第65回NHK紅白歌合戦』におけるLED照明が発する不要電波回避技術と、㈱東京三光の熊谷邦彦氏の『AKB48春コン 国立競技場』における68波のワイヤレスマイクの運用が選ばれ表彰された。金賞および八幡賞に新国立劇場の音響スタッフによる演劇『十九歳のジェイコブ』が選ばれ代表してプランナーの渡辺邦男氏が表彰を受けた。



 表彰式の席上、金子孝氏は、「第2回八幡賞は新国立劇場の『十九歳のジェイコブ』に決まった。画期的な舞台音響の使い方の芝居で、体調を崩されて審査に参加できなかった八幡会長もこの作品なら納得していただけると思う。」と挨拶した。




 続いて行なわれた総会セミナーではトヨタ自動車㈱ITS開発室長の末木隆氏が『協調型運転支援システムの実用化に向けて』をテーマに講演。既存のVICS(道路交通情報通信システム)やETC(自動料金支払いシステム)からさらに発展した自律型システムと協調型システムの連携による安全システムについて講演した。その中で、760MHz帯の路車間、車車間の無線通信を活用した次世代システムについて説明を行なった。



 引き続き行なわれた『懇親会』の席上、特ラ機構の田中章夫理事は「平成27年度の総会は皆様のお力添えで承認いただき無事終了できた。平成27年度については、周波数移行を完全に果たすために法人化したこともあり、皆さんのために、禍根を残さないように、今回の議案も承認いただけたと理解している。もう一つの流れとして、新周波数帯の運用を上手く行なっていこうとする『TVホワイトスペース利用システム運用調整連絡会』という協議会の組織があるが、その在り方について具体的に関係者が集まって検討作業を行なっている。今後の予算決め等はその結論を待たねばならず、その流れによっては、臨時総会が行なわれるかもしれませんがよろしくお願いします。』と挨拶した。

2015年6月3日(水)
三信電気セミナーとMPTE通常総会
 今日の午後は忙しい。まずは、三信電気㈱ソリューション営業本部映像システム営業部が、本社ビル2Fセミナールームで開催した『Post NAB2015セミナー』を取材する。また、同社は、同会場で同社取り扱い製品の展示会を今日と明日開催した。
 セミナーの第一部『AvidのNABで発表した新製品とAvid4K編集スターターパッケージの紹介』で、アビッドテクノロジー㈱の光岡久治氏は、アドビやアップルを使って10台以下の小規模な制作を行なっているユーザーから小型のISISを要望する声が多く寄せられており、NABでこの要望に応えたISIS|1000を発表した。1筐体で20TB、300MB/sの性能を持ち、アビッド製品に加え、プレミア、FCP、EDIUSにも対応するオープンストレージとなっている。4K対応のI/OとしてはArtist|DNxIOを発表した。Attistとメディアコンポーザーのスタンダードサポートを組み合わせて4千ドルのキャンペーンを行なう等語った。



 続いて、第二部『ブラックマジックデザインのNAB2015新製品紹介』でブラックマジックデザイン㈱の下山菜穂氏は、マイクロシネマカメラ、マイクロスタジオカメラ4K、新開発の4・6Kセンサーを搭載したアーサ、アーサミニ等、NABでは38機種もの新製品を発表したとし、各新製品について説明を行なった。続いて、第三部『機能強化されたCambria Live/Cambria FTCの4K対応、追加機能の紹介』でカリーナシステム㈱の前川幸裕二氏は、米国カペラシステム社のライブ配信用のソフトウェアカンブリア・ライブ、同ブロードキャストに加えて、NABでは複数のマシンを集中管理するブロードキャストマネージャーを発表した。また、トランスコードのソフトウェアとして、カンブリアFTC、同クラスターがあるが、これらもバージョンアップを行なったとして、各機能についてて説明を行なった。



 第四部『LiveUのニューソリューション・NAB2015最新情報』で三信電気㈱の森祐二氏は、LiveUは、2008年発売のLU20からエンコード技術、送信技術の改良を重ねており、2010年にはHD伝送に対応、今年のNABでは小型・軽量、SIMスロット内蔵のLU200を発表した。国内でも、放送局、インターネット配信事業者等に向けて200台以上を出荷している。新製品のLU200は、バッテリー込み568gの小型・軽量で、ウエスとベルトやカメラマウントに取付可能。SIMスロットを持ち電源ONですぐに伝送が可能となると説明した。



 第五部『Imagineコミュニケーションズ・NAB2015最新情報』で三信電気㈱の渋谷健太氏は、Imagine社は、1年半ほど前にハリス社のハリス社の放送機器部門が独立した会社で、エンド・トゥ・エンドのソリューションを展開しているが、最近はハードからソフトに徐々にシフトしており、オウンプレイングからよりクラウドに近いサービス型の提供が増えている。今回のNABではクラウド上のバーチャルのマスターから送出制御するVersioCloudを提案した等前置きし、同システムの核となるSMPTE2022に変換するVoIP機器・SelenioMCP3等について説明し。



 三田から都営三田線で神保町に移動して、MPTE=一般社団法人日本映画テレビ技術協会が、東京・竹橋の如水会館で開催した『平成27年度通常総会』を取材する。
 総会後行なわれた懇親パーティの席上、村瀬治男会長は『協会会長に就任して1年経ち、この間できるだけ多くの協会活動に関わり協会の目指す最新技術の共有、人材の育成が全国で着実に進められていることを実感した。特に重点項目として一昨年から取り組んでいる勉強会は実に17回開催し各回満員と聞いている。協会の目指す技術の共有が着実に図られていると感じた。こういった活動が大阪、中部、新潟でのセミナーの開催、中国、九州、京都での支部総会等、地方支部でも行なわれており、昨年は大変充実した年度となった。今年度も引き続き最新技術の共有として、人材育成を積極的に進めていく。6月には大阪支部での技術セミナー、7月には4K/8K特別セミナー等で協会の技術振興の取組みをより発展できればと考えている。進化するハードやインフラを活用して最先端の映画やテレビの活性化が期待される。当協会が技術の情報交換と共有の場を提供し、映像文化、映像産業の発展に貢献していきたい。』と挨拶した。



 来賓挨拶に続いて新任の理事が紹介され、矢部勝(東京現像所)理事の乾杯の音頭で宴をスタートした。

2015年6月2日(火)
63歳の誕生日
  今日は63歳の誕生日。実は、昨年と嫁いだ次女と同じ誕生日だったため、これまでは次女が主役であった。今年は、家内と二人になり、久しぶりに自分の名前が入ったクリスマスケーキのろうそくを消すことができた。
 ケーキは、最近お気に入りのオーガニックのケーキ屋さん。夫婦二人で食べるのに3日間もかかってしまった。

2015年6月1日(月)
グロービジョン九段スタジオ
 グロービジョン㈱は、このほど靖国神社に隣接する東京・九段北に新スタジオ『グロービジョン 九段スタジオ』を完成、午前中、記者内覧会があるので取材にお邪魔した。 新スタジオは、地上4階建てで、1階にリニア編集室/ノンリニア編集室が各2室と音響編集室2室にDCP制作室、コンバートルームを設置。2階はダビングルーム2室にアフレコルーム2室、3階は大型のダビングルーム1室にアフレコルーム2室、4階にはスタッフルーム、ミーティングルーム2室等を設置している。特に、ダビングスタジオは、日本で初めてドルビーアトモスシネマとドルビーアトモスホームの各方式に対応するスタジオを設備している。
 お披露目に先立ち行なわれた記者内覧会の席上、同社の岡田信之社長は『グロービジョンは、もともと信濃町にスタジオがあり駅前の真生会館に映像スタジオ、少し離れたりGSビルに録音スタジオがあったが、それを統一することで九段スタジオが完成した。新スタジオには、これからの時代に対応した映像と音響システムを導入している。』と挨拶した。



 主な設備は、リニア編集室(101/102)が、スイッチャーがソニーのMVS-8000G、VTRはHDCAM-SR、HDCAM、XDCAM等を設備。ノンリニア編集室(103/104)が、アビッドのメディアコンポーザーをメイン編集機にISIS5500でネットワークを構築、103にはリニア編集システムも設置しテロップ作業の効率化を図っている。今後、4K対応を予定している。



 DCP室(105)には、Clipsterを導入し2K映像コンテンツのパッケージ作業を中心に、今後4Kコンテンツのパッケージやドルビーアトモスの音声コンテンツのDCP化にも対応を図っていく。また、コンバートルーム(105)は、テープからファイル、ファイルからテープへの各種変換に対応する。



 ダビングルーム(201)は、シネスコサイズ149インチまでの投影が可能でドルビーアトモスホーム対応、同301はデジタルシネマプロジェクター等DCP上映環境を備えるドルビーアトモスシネマ対応の部屋で、音声卓が201がアビッドのArtistMIX、301がS6、DAWがプロツールズのHDX2、キクチの8K対応の透過スクリーン等を備えている。一方、大型のアフレコルーム(202/302)は、コントロールルームとブース間を大きなガラスで仕切りコンタクトが取り易い環境を構築。音声卓がSSLのDuality24、DAWがプロツールズのHDXを導入。中型のアフレコルーム(203/303)は、海外ドラマ等の収録に最適な大きさで音声卓がSSLのAWS948、DAWがプロツールズのHDX。小型のダビングルーム(204)は仕込み等を行なう部屋で音声卓がアビッドのArtistMIX、DAWがプロツールズのHDX2を導入している。



 夜は家内が所用で銀座にでてきたので、ソニービルで待ち合わせて『とり銀』で、焼きとりと釜飯で夕食。とり銀の焼きとりは、けっこうボリュームがあるので、焼きとりだけでもお腹が膨れてしまったが、さすがとり銀の釜飯だけあって、なんとか分け合って完食した。

2015年5月30日(土)
月命日の墓参り
 毎月恒例の90歳の母を連れての父親の月命日のお墓参り。このところ毎回、好転に恵まれているが、今日は真夏のような暑さだ。
 新緑の季節も過ぎたせいか、先月綺麗に草取りしたのに、またまた何本も草が生えてきている。両隣のお墓は草ぼうぼうだ。
 草取りをしてお参りを済ませ、帰りは恒例の、高級な方の回転寿司『銚子丸』でお昼ごはん。土曜日は、あら汁がサービスなのでお得だ。今月も、月命日のお墓参りを、無事済ますことができた。

2015年5月29日(金)
JPPAアウォード・総会パーティ
 今日はJPPA=一般社団法人日本ポストプロダクション協会の通常総会とJPPA AWARDS2015贈賞式、そして総会記念パーティが、東京・表参道の青山ダイヤモンドホールで開催される。金曜日は、会社が手薄なので、贈賞式の取材はT記者にまかせ、こちらは総会記念パーティから参加する。
 パーティの冒頭挨拶に立った、広岡淳利会長は「JPPA AWARDS 2015が先ほど終了し、グランプリ音響部門は、『Grand Seiko「思いを刻む」』で㈱デジタルエッグの三神健太氏が受賞しました。映像部門グランプリならびに経済産業大臣賞は『YKK AP「似たものどうし編」』で㈱IMAGICAの金沼怜氏と大石篤氏が受賞されました。おめでとうございます。
 また、6月7日の日曜日には、映像音響処理技術者資格認定試験が全国39会場で行なわれ、およそ1500人が受験します。7 月2日・3日には福岡国際センターにおいて約121社の出展で九州放送機器展が開催されます。JPPAは、この三大事業を中心に活動を行い会員各社の情報共有の場を広げて業界のさらなる発展、向上に寄与してまいります。今後も皆様のご支援、ご協力をお願いします。」と挨拶した。



 来賓代表の挨拶に続き、理事の紹介が行われ、新たに専務理事に就任した三上信一氏の乾杯の音頭で懇親会をスタートし、JPPA AWARDS 2015受賞者、新入正会員社、賛助会員社の紹介等が行なわれ、松島洋之副会長の中締めで宴を閉じた。

2015年5月26日(火)
ヒビノ、売上・経常利益共に過去最高更新
 ヒビノ㈱が、東京・日本橋のベルサール八重洲で開いた『2015年3月期決算説明会』を取材する。
 席上、日比野晃久代表取締役社長は3月期決算について『売上高は前年同期比8.8%増の192億20百万円、経常利益は18.1%増の13億50百万円、当期純利益は15.9%増の7億55百万円となった。平成22年3月期より6ヵ年の中期経営計画「Action50」を4つの骨子に基づき着実に実行してきて、当社設立50周年に当たる当期はその最終年度であるが、数値目標として掲げた連結売上高200億円には今一歩及ばなかったものの、連結経常利益12億円の目標は大きく上回って達成することができた。当連結会計年度は、第1四半期に一部の市場で消費税率引上げに伴う落ち込みが見られたが、第2四半期からは順調に回復するとともに、電波法改正による特定ラジオマイクの周波数移行に伴う特需が大きく寄与した。また、コンサート・イベント関連市場も依然として活況が続き、好調に推移した。これらの要因に加え、前期新たにグループ入りした連結子会社の寄与を取り込んだこともあり、売上高は過去最高を更新した。』と説明した。



 続いて野牧幸雄代表取締役副社長は、次の中期経営計画《ビジョン300》について基本方針は、《成長の“その先”を見据え「進化」する》として、『《業界トップの維持・シェア向上》《ものづくり事業の強化》《グローバル展開の強化》《新規事業の開発》に取り組み、平成30年3月期に売上高300億円、営業利益17億円、経常利益18億円、当期純利益11億円を目指していくと』語った。

2015年5月25日(月)
GV、EDIUS 8 発表
 午後、会社で原稿を書いていたら凄い地震があった。家内からメールでおもちゃ部屋に山積みの模型が崩れて足の踏み場がないと連絡があった。どういう状況になっているか心配だ。
 午後遅く、16時からのグラスバレーの会見に会社を出る。東日本大震災の時の、当時グラスバレーの広報だったスミスさんと日本橋の喫茶店で打ち合わせをしていたことを思い出す。あの時は、歩いて銀座の事務所に行き、そこから自宅まで長い道則だった。



 会見では、ノンリニアビデオ編集ソフトウェアEDIUSの最新バージョン『EDIUS 8』を発売すると発表した。EDIUS 8は、コンテンツ管理機能、進化したGUI、H・264ハードウェアアクセラレーションデコード、キヤノンXF-AVCサポートなどの機能が追加、今後、このプラットフォームの中で、魅力的な新機能を順次追加していく。発表の席上挨拶に立った北山二郎代表取締役は『EDIUS 8は、EDIUSのコンセプトである《早い》《フレキシブル》《オープン》という特徴をますます強化した製品。この新バージョンにより、さらにEDIUSのユーザーの幅を広げていこうということで、Pro版は戦略的な低価格を設定した。より多くの方にEDIUS 8を使っていただきたい。』と挨拶した。



 EDIUS 8では、キヤノンの業務用デジタルビデオカメラ4K XC10の核である新たなフォーマットXF-AVCに対応。また、新たに動画・静止画のコンテンツ管理が出来る新しいツールである『GVブラウザー』を搭載し、日々増加するコンテンツを効率的に管理できる。さらに、EDIUSは、スマートフォン用素材や、YouTubeなどのソーシャルメディアへのアップロードに最適な超高速H・264のエクスポートを可能とする《Intel Quick Sync Video》を使用しているが、EDIUS 8では、エンコードに加えて、編集時(デコード時)にも使用できるようになり、特に4Kワークフローにおいて、H・264素材の編集パフォーマンスが大きく向上した。



 EDIUS 8には、『EDIUS Pro』と『EDIUS Workgroup』の2種類があり、EDIUS Proはソフトウェアベースで、あらゆるファイルフォーマットを柔軟かつ高速に編集することを要求される映像製作業務を対象としている。一方、『EDIUS Workgroup』は、放送局におけるニュースや制作番組の編集を対象としており、ターンキーシステムとして提供され、アセットマネジメントシステムの『GV STRATUS』をはじめ、各社のメディアアセットマネジメントツールやサーバー製品と連携して利用が可能。
 EDIUS Pro 8は6月末、EDIUS Workgroup 8を搭載したターンキー製品は第3四半期に出荷を開始する予定となっている。なお、EDIUS Pro 8の価格は5万9800円、アップグレード版/アカデミック版が2万4800円、本年末までの期間限定優待乗換版が3万4800円(税抜)。

2015年5月24日(日)
グレー塗装のO1
 ドイツの誇る特急用蒸気機関車の01のグレー塗装。あまりのかっこよさに見とれて買ってしまった。日本で言えばC62みたいな機関車だけど、軸配置はC62がハドソンなのに対して、こちらはC57と同じパシフィック。やはり蒸気機関車の軸配置はパシフィックがスマートだ。。ひさしぶりにレイアウトを引っ張りだして、走らせて遊んだ。本当は、原稿がたまっているのだけれど。

2015年5月23日(土)
安楽亭でランチ
 近所に住む次女が、ハワイに行くので防水カメラとか余ったドルともらいに来たので、久しぶりに安楽亭にいく。近所には2件の安楽亭があり、車で6分ほどの安楽亭はガス火、15分ほどの安楽亭は炭火、せっかくだから炭火の方へいく。いつもの大盛りのカルビランチを注文したら、今回は超大盛りの肉が乗っておりビックリ、肉だけで満腹になった。

2015年5月22日(金)
メディアエッジ取材とアフターNAB
  今月は映画テレビ技術協会の開発賞の審査もあり忙しい。昨日も日本テレビに朝から缶詰になっていた。まずは、午前中、三越前でT記者と待ち合わせしてメディアエッジの東京本部にお邪魔する。ここで、テレビ会議システムを使って神戸本社の中田氏にインタビュー、ワンチップのLSIを搭載した世界初のリアルタイムHEVCエンコーダーについてお話をお聞きする。



 中田氏は韓国ソウルで開催中のKOBAから帰国したばかり。韓国も4K先進国であり、同社の出展した4Kリアルタイムエンコーダーは大好評だったという。インタビューでは、ワンチップのLSIを搭載したリアルタイムエンコーダーの開発の経緯、今後のビジネス展開についてお話をお聞きした。



 取材を終えて、三越前から銀座線で末広町に移動。11時前なので秋葉原の街はまだ静かだ。UDXビルで開催中のアフターNABを取材する。午前中なのに、結構来場者が来ている。大手の放送機器メーカーとしては、キヤノン位しか出展していないが、代理店のブースが多く面白い製品が並んでいた。



 小型の4Kリアルタイムエンコーダーとデコーダーが出展されていたので、先程、世界初のHEVCエンコーダーを取材したばかりなのでびっくりしたが、話を聞くとHEVCではなく、中身はH.264だった。会場を一回りしてアフターNAB会場を後にする。



 せっかくUDXビルに来たので、昼食は2階の源ちゃん食堂に入り大ネギトロ丼定食を注文。サイドメニューの鳥のから揚げもジューシーでおいしい。夜のメニューも抜群だけどランチメニューも中々だ。秋葉原に来たので、64GBのマイクロSDカードを探したら、なんとUHS1規格のカードが2800円だった。

2015年5月20日(水)
週刊10式戦車をつくる
  久しぶりに書店をのぞいたら、アシェットから週刊10式戦車をつくるが創刊されていた。創刊号はなんと299円の低価格。金属製でカメラも着いていて面白そうなので、創刊号を買ってきた。



 100号で完成するみたいだけど、良く読んでみるとラジコンで各部の操作はできるが稼働はしないみたいだどうして、そんな中途半端な仕様にしたかはわからないが。

2015年5月18日(月)
HOゲージの路面電車2台
 オークションに名古屋鉄道510系と広島電鉄200系ハノーバー電車の新品セットがリーズナブルな価格で出品されていたので、メモがわりにスタート価格で入札していたら、競合相手が現れず落札できた。
 名鉄の510系は2台、ハノーバー電車は1台既に保有していたけれど、レイアウトを作って遊ぶには複数台の電車があった方がリアルだ。



 どちらの模型もプラスティック製だけど、ディテールといい走りといい素晴らしい出来だ。最近の鉄道模型は、小型の低消費電力のモーターが使用されているので、乾電池でもすいすい走る。小型のレイアウトを作って、屋外で走らせてみたい。

2015年5月15日(金)
朋栄ポストNAB
 恵比寿でT記者と待ち合わせて朋栄のポストNABを取材するはずが、山手線がストップで30分遅れで合流できた。
 ㈱朋栄は、昨日と今日の2日間、東京・恵比寿の朋栄本社で『FOR-A Post NAB 2015』と題した内覧会を開催した。同内覧会では、米国ラスベガスで開催されたNAB2015に出展した新製品を中心に展示を実施。また、同社関連会社であるビジュアル・グラフィックス社による内覧会も併催され、2日間で業界関係者900名以上が参加した。



 第一会場 (朋栄本社2F) では、《4Kソリューション》として、カメラヘッド分離型、防塵・防滴の高速度カメラFT-ONE-S、新たにHD収録に対応した光ファイバー載搭モデルFT-ONE- OPT、新製品のフリッターコレクターFC-ONE等のカメラ関係から、ビデオスイッチャHVS-2000、HVS-100、HVS-110。ルーティングスイッチャーMFRシリーズ、マルチビューワーMV-4200、MV-1820HSA、MV-42HSA、キャラクタージェネレータVWS-4K等の4K対応システムを一堂に展示した。また4K周辺機器としては、アップコンバータURC-4000、マルチチャンネルシグナルプロセッサFA-1010/505、フレームコンバータFRC-9000、ユニバーサルフレームUSFシリーズを出展。また、朋栄YEMエレテックスは、4K、8Kにも対応したテスト信号発生器ESG-8000に加えて、3G/1・5G変換装置SCV-8000を新製品として出展した。これは8Kのデュアルグリーン信号1・5G×16と3G×8を相互に変換できるもので、加えて4K(3G-SDI×4)2系統のレベルA/B相互変換やSQD/2SI相互変換に対応するという便利な機能を備えている。



 NABでメディアグローバルリンクスとの協業展示した、Video over IPソリューションは、今回新たにXAVCのエンコーダを開発して、4Kに対応したシステムとして展示を行なった。
 これにより、ベースバンドからXAVCに変換した信号はファイルベースのソリューションからIPソリューションへラッピングを変えることにより、変換した信号をいじることなく利用可能でベースバンド、IP、ファイルベース統合ソリューションが実現する。



 また、第二会場 (エクサインターナショナル) では、バーチャルソリューション関係のシステムやセキュリティ関連製品を展示。アドバンストバーチャルシステムやマーカレスバーチャルシステムのデモやフローベル社の高画質3板式超高感度カメラHBCシリーズのデモを行なった。さらに、第三会場ではビジュアル・グラフィックス社のプライベートショーを開催、環境にとらわれない革新的な協調制作プラットフォームAdobe AnyWhere for video等の提案を行った。




 せっかく恵比寿にきたので、ランチはお気に入りのイタリアンレストランへ行く。ランチサービスで大盛りが無料というので頼んだら、これが物凄い量だったが、おいしかったので完食した。

2015年5月13日(水)
快晴の富士山
  今日は東京で用事があるので、朝6時40分の「のぞみ」で東京に戻る。台風一過の素晴らしい天気、富士の宮を過ぎたところで富士山が見えるとアナウンスがあり、車窓を見ると素晴らしい富士の姿を見ることができた。

2015年5月12日(火)
大坂芸大中継車とパナNAB展示会
 三友の大阪営業所の池田さんから大阪芸大に納入した中継車を取材して欲しいと以前から頼まれていて,大阪支社のF記者に取材を依頼していたところ、そのよ取材のスケジュールとパナソニックのアフターNAB内覧会が重なったことから、こちらも取材に同行することになった。さらに、池田さんも取材に同行してくれることになり、7時の「のぞ゛み」に乗り大阪に向かう。



 今回もJR東海の格安出張パック、7時までの列車に乗ればグリーン車に格安に乗れる。お気に入りの、崎陽軒のシュウマイ弁当は7時からの発売なので残念ながら買うことができない。朝食は、照り焼きチキン弁当を買うが、なかなかおいしかった。
 新大阪から大阪、環状線で福島に出てF記者と待ち合わせ三友の大阪営業所を訪ねる。



 三友の大阪営業所で池田さんにお会いし、今回の中継車の概要をお聞きする。三友が設計・施工し大坂芸術大学に納入した中継車は、同社が製作した中継車としては4台目となるもの。同中継車は4月6日に同校でお披露目の後、学生への授業教材、また学外学習の一環として産学共同プロジェクトでの中継技術協力に運用を開始した。朝日放送が5日・6日に開催した『ABC感謝祭2015マイドほたるまち!』では、学生の参加によりABCホールイベントの大型ビジョンへの中継業務、小学生ニュースキャスター体験で活躍した。



 台風の影響で断続的に雨の降り出す中、池田さんの運転する車で大阪芸術大学に向かう。小一時間で同大学に到着、放送学科の井口さんにお話をお聞きする。
 同中継車は、2004年に導入したSD中継車の老朽化により更新を図ったもの。設計にあたっては、通常は学生への授業教材として、また時には産学共同の中継技術協力として運用するという2つの用途を満たすことを念頭に設計。機動性を活かすため、取り回しのしやすい全長6・3mの車体に放送用として必要な機材を搭載し、かつ授業スペースを確保するため、小型ラックの採用等で徹底した空間利用を図り、クラス最大の制作スペース、通路を確保、また3カ所(サブ前部左右および後部左)に出入り口を設けストレスのない人の出入りを実現している。




 さらに、助手席部にもパッチ板やインカム、組立式の作業テーブルを装備し、ここでの操作も可能となっている。また、設備面では、様々な放送形態に対応できるよう、充実した外部入出力をはじめFPU伝送、インターネットを用いたライブストリーミング配信が可能となっている。完成したHD中継車は、全長6・3m×全幅2・27mそして高さが収容する車庫の関係から3・1mと抑えられた中で8mの電動ポールを装備し、リモコンカメラやFPU等の伝送機器の設置にも対応する。
 学食で昼食のカツカレーを食べて、学生の授業を見学した後、池田さんの車でパナソニックに向かう。



 いろいろあって、20分ほど遅刻して北門真のパナソニックAVCネットワークス社に到着、 『ポストNAB展示会』を取材する。
 展示会では、同社が今年のNABで発表した新製品を4Kディスプレイ、4Kプロダクションカメラ、ニュース取材システム、スタジオシステム(システムカメラ、リモートカメラ、スイッチャー)等の分野別に展示し担当者が説明。また、別会場では、VARICAM35で撮影したデモリールの上映等を行なった。



 説明会の席上、宮城邦彦プロフエッショナルAVビジネスユニット長は、AVCネットワークス社の中のイメージングネットワーク事業部の組織の説明、事業部の中でプロフエッショナルAVビジネスユニットの事業領域と、同社の放送事業への取組みの歴史、オリンピックへの取組み等について説明の後、同ビジネスユニットのミッションについて『お客様のビジネスの成功と映像文化への貢献がミッションであり、新規事業への投資、お客様のワークフローの理解と改革、お客様サポートの実現を推進していく。』と挨拶。その一環として、米国ロサンゼルスにあるパナソニック・ハリウッド・ラボを今年2月にリニューアルオープンし、VARICAMを中心にハリウッド制作市場のユーザーをサポートしていることを報告した。また、英国の大手ディーラであるホルダン社からDVX-200を200台受注したと発表した。



 同社は、今年のNABで、制作分野の4KカメラのラインナップとしてはVARICAMのカメラヘッドとレコーダー部を分離してオペーレーション可能なVARICAM35延長モジュール、そして4Kカメラレコーダーの新製品としてフォーサーズの撮像素子、13倍ズームレンズを搭載したDVX200を発表。また、ニュース制作分野では、P2クラウドワークフローとして、P2CAST AVC-ULTRAとカメラレコーダーAJ-PX380を発表。システム分野では、4KシステムカメラとしてB4マウントレンズ対応4Kカメラ=AK-UC3000(ショルダータイプ)/AK-UB3000(ボックスタイプ)やリモートカメラを発表した。
 その中で、DVX-200は、DSRの表現力とレンズ一体型カメラレコーダーの操作性を融合した製品で、フォーサーズ大判センサーの高画質性能と被写界深度の浅い画を、取り回しやすくシンプルな操作で録れる新タイプのカメラレコーダーを目指して開発したと説明。発売は今秋の予定で、価格は5000ドル以下と発表した。また、4Kシステムカメラは、1インチ撮像素子(単板)とリレーレンズでB4マウントレンズに対応しており、価格は3板式システムカメラの半額程度となる予定と同社では説明してた。



 夕方は、大阪スタジオの沼田社長と会食、キリンシティで一杯ののち大阪名物つの釜玉うどんで仕上げ、長い一日が終わった。

2015年5月5日(火)
深大寺と神代植物園
 連休中、家にこもっているのもつまらないが、渋滞の中でかけたくもない。先月、開通した道で深大寺まで一直線で行けるようになったので、バラでも見に行こうと家内を連れて車ででかけた。西武池袋線、西武新宿線、中央線が全て立体交差になったので、20分で神代植物園の駐車場に到着した。




 まずは、神代植物園へ行く。バラ園のバラはやっと咲きだしたところ。三分咲きというところ。それでも、広いバラ園だけに、各種のバラが楽しめた。ボタン園はの花は終わったところ。藤の花も散り始めている。その代わりに咲き始めているのがシャクヤクの花、大輪の花を咲かせていた。



 昼食は、深大寺そばを食べに深大寺の門前の蕎麦屋に。以前、植物園前の空いている蕎麦屋で食べたら余りおいしくなかった。そこで沢山人の並んでいる店で15分ほど待ってテーブルに。深大寺そばと麦とろ飯のセットを注文。並んだだけあって、ここの蕎麦は美味しかった。再び、植物園に入り、お土産に家内が鉢植えを買って自宅に戻った。

2015年5月2日(土)
月命日の墓参り
 今日からゴールデンウイークの後半、NABでエンジン全開で動き回ったので、いま一つ気力がわかない。初日は、90才の母をつれての毎月恒例のお墓参り。連休の初日なので、関越の入口近くを通る道を避けて、住宅街の生活道路で霊園に行く。渋滞もなく30分で到着。緑がまぶしく良い天気だ。



 墓参りの後のランチは、いつもの高級回転寿司は昨晩娘夫婦と行ったばかりなので、今回は和食のファミリーレストラン『とんでん』にいく。鰯がお勧めといわれたが、鰯で1000円以上は高すぎる。無難にまぐろ丼とうどんのセット。可も鳴く不可もない味だった。