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  讀賣テレビ、HD大型中継車5月16日稼働、大規模中継対応、放送センター機能も

 讀賣テレビは、かねてから工事を進めていたHD大型中継車『新1号中継車』『新1号運搬車』が完成、5月16日の甲子園からの《阪神VS巨人戦》から運用を開始した。今回の更新は14年間使用した旧1号中継車の排ガス規制対応も含めた老朽更新とHD対応をはかるため行われたもの。
 完成した新1号中継車は、シャーシがいすゞ製、全長10・69m、全幅2・49m(1×3・2m拡幅)、全高3・6mで、ボディを京成自動車、システムをソニーが担当。主な特徴は、@野球中継、ゴルフ中継、ベストヒット歌謡祭など大規模中継番組に対応でき、さらに放送センター機能を有したHD中継車。Aカメラはスタンダード6式(HDC1100)、ハンディ5式8HDC1600)、スーパーモーション1式(HDC3300)、ビルドアップ3式を常載し、最大20式まで増設を考慮したシステム設計とスペースを確保。B拡幅機能の搭載でオペレートの効率化と長時間の運用にもストレスを感じさせない空間とレイアウトを実現、非拡幅時でも通常の大型中継車と同様に運用可能。C安定した電源供給のため、中継車と同等の発電機を搭載した電源車兼機材運搬車(新1号運搬車)を稼働。D音声中継車とは光伝送でドッキングし、中継車のMTX(マトリックス)制御も音声中継車から可能。Eゴルフ中継の放送センター等の大規模放送センターに対応できるHDセンタースイッチャーと大規模MTXの導入。FHD大型中継車とHDセンタースイッチャー機材の共通・共用化…等がある。



 主な機材は、スイッチャーがMVS−8000G(51入力、DME4ch、マルチプログラム8ME)、MTXがIXS−6700(映像128×136 2式、音声128×136 1式)。DSKが朋栄DSK−70HS×3、FSが同FA−9100×9、VTRがHDW−M2000/1800計3式、ディスクレコーダーがEVSのHDLSM−XT2×2(6ch)。モニターは用途別に各社モニターが設置され、制作室はメイン用に松下のBT−LH1700Wが3式、素材用は池上が新開発した3・5Uの9インチHLM−920WCSを54式、スロー用に同機を12式設置。VE室にはソニーのLCDトライマスターBVM−L230をはじめCRTモニター、アストロの16分割を搭載した32インチ、さらにリーダー電子の各種計測可能な8・4インチモニター20式等を設置している。また光多重装置は平河ヒューテックとシグマ、インカムシステムはRIEDELのARIST64。


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